臨床こぼれ話
鍼灸で効果のある珍しい症状・病気を紹介します。
患者さんだけでなくときに治療者側もびっくりすることも多いです。
その1部をここにご紹介します。


鍼灸の適応症ははかりしれなくいろんな症状に対して効果があります。
それは鍼灸が自律神経に対して効果があり自然治癒力を高める療法であるからです。
その中の1部をここで紹介しますがここにのってない症状の場合もあるでしょう。
そのときはまずはメールなどでご相談ください。できるかぎりの東洋医学におけるサポートをさせていただきます。
まったく鍼灸で効果がないのにハッタリで効果があるとはいわない事を約束します。


1、ヘルペスによる三叉神経痛に苦しむ80歳の男性
長年ヘルペスによって前頭部(おでこ)に痛みをもっており24時間痛むことも多く寝ることもできない。
鎮痛薬もほとんど効かないで病院にて毎回注射や点滴をしてもらっているとのこと。
治療は前頭部の痛みのある周囲への針と灸をして胃・大腸経のツボに対して置鍼。
治療は短めにして終了。計3回治療をおこなったところ半分ほどになったのでその後は月に1度程度の治療を
継続中。完全に消えることはないが3割程度の痛みが残る程度で鎮痛薬も良く効くようになり
夜も寝れるようになり満足しているとの事です。


2、全身疲労を主症状とするパーキンソン氏病のご婦人
当院では比較的パーキンソン病の患者さんがきますがこの患者さんはパーキンソン病による症状に
苦しむというわけでなく無気力であるとのこと。鬱の傾向が強いのでパーキンソンでなく鬱の治療をおこなう。
針をすると気分がよいということで家においても良く笑顔がでるといって患者さんよりも家族のみなさんが
喜ばれています。現在も定期的な治療を月1でおこなっていますが体調も維持できています。


3、動悸を主症状とする30代の女性、自律神経失調症、更年期障害
動悸があるので病院にいったがなんの異常もなく神経内科に受診していたり漢方薬専門の治療院にて
治療を受けている傾向があります。病名は自律神経失調症、更年期障害といわれることが多いです。
この症状は珍しいというわけではないですが針で効くと思っていない方が多いので紹介するしだいです。
ポイントは首からでる自律神経のしめつけであることが多くほとんどはここのポイントを治療すれば
症状がおちついてきます。私達にとってはそれほど難しい治療ではないですが患者さんは何年も苦しんでいる
場合が多いので非常に残念に思うことが多いです。ほっておけば不整脈を作る場合もありできるだけ病院で
異常がないといわれた動悸・不整脈は鍼灸治療を受けてもらいたいと思っています。


4、足底筋膜炎に苦しむ陸上選手、指関節の変形による痛み・・・など
足の裏の痛みという症状は変わった症状だと思われる場合が多いですがアスリートであればよく感じる
症状であります。治療はいたって簡単で足裏の筋肉に痛くないよう針を刺すことになります。
このての治療は軽くみられがちで手の指の痛みなども同じですがなかなか積極的に治療を受けれるところ
がないのが現状であります。当院では指や足裏の痛みもしっかりとした治療をすることを約束します。
案外とこういう局所の治療は治療院側も甘くみてあまり治療しないのですが患者さんはすんごく気にしている人が
多いので当院で治療した患者さんはよく指の治療でここまで診てくれたとこはなかったといわれます。


5、夜鳴きのひどい1歳児
夜鳴きやカンムシに苦しんでおられるお母さん達も多いことでしょう。
当院では治療ももちろんですが自宅での指導にも力を入れています。
背中を上手に刺激すればほとんどの赤ちゃんはゆっくり寝てくれますのでその方法を伝授しています。


6、アレルギー鼻炎や花粉症に苦しむ10代の女性
アレルギー鼻炎の患者さんで多いのが若い女性です。どうして若い女性に多いのかははっきりわかりませんが
不摂生な生活やダイエットや冷えなどからホルモン失調などをおこすのが多いのかと推測しています。
また針の嫌いな患者さんが多いのもアレルギー鼻炎によくみられるポイントで当院ではシール針という
無痛の針によっての治療をおすすめしています。2〜3度の治療で変化がでてきますのでぜひおすすめした
い治療の1つです。慢性のひどい方などは完治はせずともかなり楽になるので試してみて下さい。


7、針や灸の嫌いな肩こり症の患者さん
当院ではわりかし痛めの針をうりにしていますが当然患者さんによっては針のダメな方も多いものです。
その場合はほとんど痛みを伴わない日本針による治療をします。それでも嫌だという方は
テイシンという刺さずにあてるだけの針もあります。興味があれば相談ください。


8、後縦靭帯骨化症の患者さん
この病気は非常に難病でして治療も大変なのですが自律神経を調整すると楽になる患者さんも多いものです。
頭の百会などは特によく効果のあるツボですのでぜひお試し下さい。
また刺激量の調節が難しいので2〜3度の治療では治療というよりどの程度の刺激をいれていくかの
確認のほうが大事になってきますのであせらず治療を受けてみることも大切です。


9、骨形成不全症の患者さん
当然ですがこの病気を治療して完治させていくのが目的ではありません。
よりよい日常生活がおくれるようサポートをするのが私たちの仕事になります。
腰痛や足の痛みなどを的確に取ってあげて動かしやすいようにして筋肉をつけていくのがポイントです。


10、強直性脊椎炎の患者さん
硬くなった背骨に対してその両側にお灸をしていくと非常に気持ちがよいです。
当院では当院の治療以外でも自宅での温灸指導をおこなっています。
自宅での温灸治療に興味がある場合はご質問ください。


11、どうしてもとれない腰痛
当院の患者さんでたまにすんごい強い腰痛の患者さんがこられます。年間にしても数人です。
筋肉が骨のように硬くなってしまい針もなかなか入りませんので大変です。
ですが当院の針はけっこう強い打ち方もありまして患者さんからここの鍼はよくこたえるといわれます。
このての患者さんの場合こたえないとまったく効果のないことも多くしっかりとした中国針をうちます。
多少時間はかかりますが筋肉もしだいに柔らかくなってきて痛みもやわらいできます。


12、舌のピリピリ感がある患者さん、口の渇きなど、シェ−グレン症候群
舌にも鍼が効くのとよくいわれますが大変よく効きます。舌炎や舌咽神経痛や顔面神経も舌に
いってますのでそこからの痛みなどがあります。患者さんは近くの病院で治らないから遠くの病院に
行って治療しています。ほとんどは異常なしか神経痛の診断を受けますがなかなか治らずといった感じです。
患者さんの紹介で来院されても遠くの総合病院でも治らないのに鍼で治るもんかといった感じが
ヒシヒシと感じます。それはそうでしょう。私も鍼を知らなければそう思います。
首の治療や自律神経を整えれば症状は楽になります。全部は治らないかもしれませんが
かなり楽になることが多いので副作用のない鍼灸治療は是非にとおすすめします。


13、のどの詰まった感じの患者さん
病名でいえばバセドー病など甲状腺の病気の人が訴えることが多いです。
ですが甲状腺が悪くなくても首が悪ければよくこの症状を訴えてきます。
異常がない場合は本当にのどが詰まっているわけでなく胸鎖乳突筋や斜角筋などが
緊張して神経血管を圧迫することによって感じる症状の方が多いようです。
動悸のとこでも紹介しましたがこういう症状は首からでる自律神経が圧迫されて
おこることが多いのでまずはここをしっかり緩めることが大事です。


14、自宅での温灸治療を希望する患者さん
当院では喘息や蓄膿や不妊や胃腸障害に対してよく自宅での温灸指導をしています。
このての治療は治療院だけでの治療では足りないことが多いので患者さんも面倒だと思うのですが
このての症状の方は悩んでいることも多いので真面目にしてくれます。
効果はよい場合が多く当院でツボをつけて自宅でのお灸だけで治療をしている患者さんもいます。


15、味覚嗅覚障害の患者さん
味がわからないにおいがわからないという患者さんはけっこう多いものです。
自律神経失調症といわれ病院や漢方薬店で治療を受けているのですが
ぜひ鍼灸治療を試してもらいたいと思っています。年間数例しか患者さんはきませんが
みなさん良くなったといっていただいております。


上記の疾患以外でもこんな症状にも鍼灸は有効なの?という症例がたくさんあります。
そのすべてをここで公開するのは大変な作業ですのでここまでにしておきます。

ここでわかったもらいたいのは上記の症状に鍼灸は有効だよということではなく
西洋医学などでいくら治療しても芳しくない症状があればぜひ東洋医学による治療も受けてみれば
どうかと思うのです。東洋医学といえば漢方をおもいだすかもしれませんが中国では
漢方と鍼灸は同じ扱いになっていまして病気によっては鍼灸のほうが効果の高いものも多いのです。

1人で悩むより相談して2人で悩みましょう。


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