眼科疾患の中国鍼治療
日本ではほとんどなじみがありませんが中国では目の病気に針治療をします。
網膜色素変性症や加齢性黄班変性に鍼灸は非常に有効な手段です


中国鍼灸適応眼科疾患

 黄斑変性症(滲出型・萎縮型) 網膜色素変性症 緑内障 など
 そのほかにも 飛蚊症 糖尿病性網膜症 中心性漿液性網脈絡膜症 視神経炎 などがあります

また仮性近視など子供の視力低下にも痛くない刺さない小児鍼を用いて
視力の向上にも成功しています。ほかにもスチュワーデスさんなどあと少し視力を上げたい方にもおすすめではあります。



中国上海では積極的に目の病気に鍼治療をおこなっていました。
日本ではまず聞いた事はないでしょう。それは日本でこの病気の治療をする鍼灸師が少ないこともあるでしょう。
私が14年前に勤めていました尼崎病院ではそのとき網膜色素変性に鍼灸治療が効くということで
何人かの患者さんがきていたことを今でも覚えています。でもそれは大きな病院での鍼灸治療ということで
普通の鍼灸院で来院されることはまず少ないことだったと思います。
基本的に目の難病で西洋医学での投薬だけや何もしないで様子をみているだけで特別現在は何も治療していないのであれば
鍼灸によって進行を止めながら少しづつ良くしていく治療をしてみればいかがでしょうか?
よく患者さんに聞くのですが特別治療はしていなくまた様子をみて3ヶ月たったらきてくださいという感じだそうです。
その間に何もしていないのであれば鍼治療を3ヶ月してみて様子をみるのもいいと思います。
基本的に悪化していくのを待つだけというケースもある中で針をすることで
視力がアップしたり視野が広がるというケースもかなり多くあります。
逆に鍼をしてよくならなかったケースはあっても悪化したり副作用があることは聞いたことがないのでおすすめにもなります。





眼科鍼灸とは?

目の病に針となるとなんだか恐いでしょうし聞きなれないでしょう。
でも実は中国・香港では盛んに目の病気に針がおこなわれており効果も非常に期待できる疾患であります。
特に香港に治療に行かれていましたかたが多いようで当院で同じような治療ができますか?という問い合わせがあります。
また恐怖感もあるでしょうが敏感な方でも刺激を弱くするとじゅうぶん耐えれる程度までいきますので
安心して治療をお受けいただけます。目のツボは晴明穴と言いまして目の奥にいれるツボが
ありますが網膜を刺激しその周辺の循環をよくすることで難病の目の病気に非常に効果的です。
ですが内出血する可能性がありますのでよっぽどの信頼関係ができませんとなかなかできませんが
多少の内出血なら我慢できますならこのツボを併用するケースもありますのでまずは問い合わせ下さい。


網膜色素変性症と黄斑変性症と緑内障の針治療

網膜色素変性症とは視細胞が徐々に障害されていく疾患です。
視細胞の中で光の強さを感じる部分である杆体がおもに破壊されます。
症状としてはまずは夜盲で始まり進行していけば視野が徐々におちてきます。

黄斑変性症は主に高齢者の失明原因の1つになります。
黄斑部におこる進行性の疾患であり中心視力が低下していく疾患です。


緑内障は眼球内部で産出された液体が外部にでにくくなり
眼球内の圧力(眼圧)が上がることにより視神経が損傷しこれにより視野狭窄をきたす病気。
中心性視野狭窄が起こる疾病で進行性である疾患でもあります。
または眼圧は正常なのに視神経が損傷し視野に欠損がみられる病気。


中医学での捉え方


網膜色素変性症などの目の病気にも晴明穴で網膜周辺を刺激することによって
効果があるという中国での臨床研究報告もあります。
当院ではさらにウツブセにて後頭部のツボ(風池、天柱、官骨・・・)にも刺鍼します。

私は上海の曙光病院において眼科への鍼灸の基本的技術を学べましたが
日本では残念ながらあまり用いられてないそうです。
ですので私が滞在していた上海でも毎年多くの日本人患者さんが目の治療に来ていたのに驚いていました。
が日本に帰ってみればなっとく日本人鍼灸師でこの技術を使う方は少ないということを知りました。

中国では眼三鍼といいまして三方向から視神経に向けて刺入しそこに通電をおこなっていました。
通電するたびに目と鼻の奥に刺激が伝わり視神経の循環がよくなるとの事です。
この技術はバセドー病の眼球突出にも有効なようでよく使われています。
私的には通電をしたほうが効果は高いとは感じてはいますが実際内出血をする確率はかなり増えますし
また日本では視神経に直接打つというのはかなり危険性も伴ないますので当院ではまずおこなっていません。

現在のところ通電したからすごくよくなったという話しを聞いていませんので
当院では通常の置針のみにしています。中国や香港に行っていた患者さんにその刺激について聞くと
中国で針をうたれた場合は目の奥にズキンと響いたそうです。当院の場合はズンと響くという表現をされています。
これは細い鍼を使う事でおこっていると思われます。どちらが良いかはわかりませんが
安全性では血管を傷つけない細いほうでしょうし短期間で集中して打つ場合は太いほうが効くかなとは思っています。
でも実際この治療は長期化しますのでそれなら細いほうが長く治療を続ける上で安全ではと思っています。
比較していないので効果についてはっきりとはいえませんがそれほど差があるとは感じていません。
中国の最新雑誌をちょくちょく確認はしていますが通電と置針の差については見当たりません。


治療的なポイントでいえば確実にツボにあてるということです。
ズンと重く響く反応があれば効果が高くかなりの期待感もあります。
ズンと響くのを極端に嫌うことがなければぜひ耐えていただくと良いでしょう。
また最近では慢性化した眼病には頚部の鍼通電が有効であることもわかってきていますのでおすすめです。
頚部における針通電に関しては眼部への鍼通電と比べて断然に危険性がなく安全です。





実際の鍼灸治療について

私がおこなう眼科に対する鍼治療は上海で学んだ技術が主になります。
実際留学した2年間においてバセドー病の眼球突出の鍼治療を毎週のように
研修させていただきましたおかげで眼の周囲に針を打つという恐怖心はまったくありません。
日本の鍼灸学校ではまず眼部への鍼治療を教えることはありませんのでうちに研修に来た
鍼灸学生さんはびっくりされています。危険性はないのかなどの質問を良く受けますが
多少の内出血はあったとしても技術さえあればまったく危険性がないのです。

基本的に週1〜2回の治療をお願いしています。
子供の仮性近視のみ刺さない針を用いて他の眼科疾患は刺す鍼を使っています。
多くの場合は鍼の効果を実感していただき遠方からの来院が多い疾患であります。
今まで多くの患者さんの視力や視野の向上に成功していますので定期的に来院できますなら遠方からもおすすめではあります。


まずはうつ伏せにて頚部と肩部における目のツボに鍼を打ちます。
必要があれば通電をなければそのまま置針します。また同時に背部のツボへも鍼します。15分程度。
その次に仰向けにて足と手のツボに打ってから眼の周囲に危険がないようにおこないます。
これも15分程度針を置いておきます。目の周りは内出血しやすいので極細の鍼を使用しています。

あとは患者さんの体質にあわせて温灸をしたりあてるだけのてい鍼をおこなうのが基本です。
時に刺激に鈍感な場合は中国バリにて鍼をします。
また希望があれば眼の治療以外に他の悪い個所も同時に治療します。
鍼治療の良いところに様々な疾患を同時に治療できるという特典があるのが嬉しいところです。

眼科疾患にヘルニアや五十肩など同時に治療を受けている方が数名いらっしゃいます。





当院からのおしらせ


現在当院と連携治療しています愛知の千秋鍼灸院さんでも多くの良好な症例がたくさんでています。
千秋鍼灸院さんは鍼灸学会でも黄班変性の治療を報告されてますので詳しくはホームページをごらんください。
先日千秋鍼灸院様に研修に行かせていただき眼科治療を勉強させていただきました。ありがとうございました。
研修をしたことで今までよりもさらに自信をもって治療にあたれるようになりました。
はじめての鍼灸による眼科治療で不安が大きい場合はまずは千秋鍼灸院にいかれますことをおすすめします。

当院ではおもに広島・島根・山口の患者さんを中心に中国四国地方の患者さんに来ていただいていますが
それ以外の地域ではできましたらその地域の鍼灸院をご紹介させていただければとおもいます。
連携先に関しましては千秋針灸院にてお聞きください。できたら四国・岡山・鳥取においても遠方ですから
ご紹介できるところがあれば良いのですがもしここを読んでいる四国(できれば高松や松山など)、岡山、鳥取の鍼灸師のかたで
今後眼科鍼灸を勉強したいと思われます方は当院にて特別に研修をおこなわさせていただきます。
ぜひまずはメールにてお問い合わせ下さい。





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など