脱肛の鍼灸弁証治療

定義  直腸が肛門から外側へでること

特徴  ・肛門下垂感がある
     ・肛門の周りに灼熱感、痒みがでてくる(紅腫)
     ・老人(気虚)、小児(よく泣くので腹圧が高い。括約筋が弱い)
      多産婦(ふんばること、産後しんどい仕事をして)
     ・習慣性便秘(きばることが括約筋に良くない)
      慢性腹瀉(中気下陥…脾気虚、体全体の筋肉が弱りやすい)


病因病機  [虚]
          久痢…慢性痢疾(下痢)、久瀉(泄瀉)
               多産婦→元気不足が主な中気下陥 運動不足など
        [実]
          便秘、痔疾(痔の痛みは便秘になる原因)
          湿熱内鬱(大腸)→肛門の筋肉が拘束できず、腹圧高くさせる原因あれば。
           力入れて少し出るくらいで出にくい
           また、気鬱もみられる。


弁証論治  [虚] 気虚を主として現われる→ひどくなると陽虚に。⇒

        [実] 熱邪を主として、湿熱⇒内熱を清する
            また、単純な気鬱の場合、毎日ではなく調子によって変化

        *経脈は督脈、太陽膀胱経の経絡からとる。

[基本穴]  ・百会(平補平瀉)…遠隔(督脈) 症状による
                    弁証  補ー陽気を昇らせる作用 温灸
                         瀉ー内熱を清める

        ・長強(平補平瀉)…括約筋の力を強める作用

        ・大腸ユ(平補平瀉)…直腸

        ・承山(平補平瀉)


  ○湿熱    粘っこいものが付着しているもの。
           合谷・曲池(内熱を清める)、陰陵泉(湿)、大椎(去熱) *全て瀉法で

  ○便秘    天枢、大横、上巨虚、内庭

  ○中気下陥  関元、気海、足三里、脾ユ、胃ユ  *お灸併用
   (脾気虚)

  ○虚証…運動が必要。生活、バランス。
        血虚、陰虚は時間がかかる。

  ○実証…治りは早い




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